2012-10-19

Liquid Funk考


 10月21日の"EVEN FALL"では 1年半ぶりに来高のVELOCITY & KEY MC による「ライブセット」が非常にたのしみですね。プログラミングされたクラブミュージックをライブ"演奏"するっていう試みはいろいろなスタイルが模索されてきていて、機材もどんどん進化しているので、どんな風にしてやるのだろうっていう興味もあるかと思います。プレイボタンを押して終わりってことは決してありません。また、そういう取り組みをされているだけあって二人の音楽は本当に胸に沁みるものがあります。どんちゃん騒ぎだけでない(それも好きですが)クラブミュージックの楽しみ方がきっと見つかると思います。



 また、フライヤーにもでかでかと書いてあるように「Liquid Funk」というものも今回のイベントではフィーチュアしています。ドラムンベース大好きっ子には言わずもがなというところだと思いますが、ドラムンベースといえばイケイケでブチアゲ系っていうイメージをお持ちの方も少なからずいるかも知れないので、また、かってな造語だと思われてもいけないので、以下、この「リキッド・ファンク」について少しご紹介します。  



リキッドファンクはドラムンベースの中でもどちらかと言うと落ち着いた感じのサブジャンルをいいます。ソカ、ラテン、ディスコ、ジャズ、ハウスなどからの影響がより強く、楽器やヴォーカルが比較的多用されるのが特徴です。なのでそういう音楽が好きなかたは比較的入りやすいのではないでしょうか。2000年にFabioっていう人が出したその名も"Liquid Funk"ていうコンピレーションがたぶんその語源なんだと思います。その後しばらくして人気が出て以来メインストリームの一角を占め続けています。 (写真→Fabioさん)



 余談ですが、ドラムンベースのこういう雑食性というのはリキッドファンク登場以前も90年代後半に一度ドラムンベースがブレイクしかけたときに日本でもメディア等で盛んに語られていたように記憶しています。実際そのとおりで、僕ももともとハードな音楽ばっかり聴いていたのですが、ドラムンベースを好きになったおかげでいろんな音楽の良さがわかるようになりました。この発明を可能にしたサンプラーとサイン波には本当に感謝しています。


  何はともあれ、リキッド・ファンクって何だよって方は以下気分でチョイスした曲を貼っておきますので是非その耳でチェックしてください。いい曲は山ほどあるんでベストとはいいません。あなたのベストはあなたで探してみてください。それにはまず、21日の"EVEN FALL"に出掛けてみては?






 (以上)
参考:wikipedia(・∀・)